米国政府及びにCDC(アメリカ疾病予防管理センター)は、米国入国の際に必須条件としていたPCR検査陰性証明書の取得義務を不要とする旨発表しました。2022年6月12日午後1時1分(日本時間)以降に日本を出発する便より適用されます。
これまで、米国に飛行機で入国する2歳以上の全ての渡航者は、ワクチン接種の有無にかかわらず、米国へのフライトが出発する「1日前」に受けたPCR検査陰性証明書をチェックイン時に航空会社へ提示する必要がありました。6月12日より2回以上ワクチン接種を完了している外国人は、PCR検査陰性証明書の取得・提示が不要になります。
目次
6月12日以降、米国入国に必要な書類・手続き
ワクチン接種証明書 | 2回以上ワクチン接種を完了し、2回目の接種から14日以上経過したことが証明できる、市区町村が発行した「ワクチン接種証明書」もしくはスマートフォンにダウンロードした「接種証明書アプリ」をチェックイン時に航空会社へ提示する必要があります。ファイザー・モデルナなど、米国政府が認める有効なワクチンの種類については、こちらを参照してください。18歳以上でワクチンを2回以上接種完了していない渡航者は、原則として米国へ入国することができません。(*1) |
ESTA(VISA免除プログラム) | 日本人が観光もしくは商用目的で米国へ渡航する場合、ESTAの取得は必須要件になります。ESTAの公式サイトはこちらです。また、ESTA取得手続きの案内はこちらを参照してください。なお、5月26日よりESTA取得手数料は、14ドルから21ドルに値上がりしています。なお、ESTAの有効期限は取得から2年間です。コロナ前にESTAを取得された方は、既に有効期限が切れています。これから米国渡航を計画される方は、必ずESTAを取得するようにしてください。 |
コンタクトトレーシングフォーム | 米国行き航空機へ搭乗する際に提出を求められる書類です。この書類は、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)が管理しています。チェックイン手続きの際に、航空会社へ提出してください。コンタクトトレーシングフォームのフォームはこちらを参照してください。 |
宣誓書 | ワクチン接種を2回以上完了していることを、「宣誓」する書類です。こちらも米国行き航空機へ搭乗する際に提出を求められます。この書類も、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)が管理しています。チェックイン手続きの際に、航空会社へ提出してください。ワクチン接種が完了している方は、チェック項目[A. FULLY VACCINATED]の部分にチェックを入れ、最下段に名前・署名・搭乗日を記入すれば手続きは完了します。宣誓書のフォームはこちらを参照してください。 |
(*1)医学的にワクチン接種が不可能な方や緊急の渡航者でワクチン接種をうけることができない人に対して、人道的な例外措置が講じられています。詳細は、『CDCの情報』を参照してください。
2歳以上17歳以下の子供の場合
ワクチン接種証明書 | 特例として、2歳以上17歳以下の子供はワクチン未接種でも米国へ入国することが可能です。ワクチン接種証明書の取得・提示は不要です。ただし、ワクチン接種を2回以上完了している場合は、念のためにワクチン接種証明書を所持することをお勧めします。 |
ESTA(VISA免除プログラム) | 大人同様に取得する必要があります。 |
コンタクトトレーシングフォーム | 大人同様に航空会社へ提出する必要があります。 |
宣誓書 | 大人同様に航空会社へ宣誓書を提出する必要があります。2歳以上17歳以下の子供は、ワクチン未接種でも、米国入国は可能です。ワクチン未接種の子供は、チェック項目[D. EXCEPTIONS:(例外)]の部分で以下の宣誓をする必要があります。
ただし、上記の措置は米国入国後に熱や咳などの症状が出たときに実行すればよく、義務でありません。症状が出た場合は、PCR検査や自主隔離を行いますと宣誓するのが宣誓書の役割になります。 |
2歳未満の子供の場合
ワクチン接種証明書 | ワクチン接種および接種証明書の取得は不要です。 |
ESTA(VISA免除プログラム) | 大人同様に取得する必要があります。 |
コンタクトトレーシングフォーム | 大人同様に航空会社へ提出する必要があります。 |
宣誓書 | 航空会社への提出は不要です。 |
米国籍者・グリーンカード所持者・移民などの米国入国条件
外国人と同じくPCR陰性証明書の取得義務はなくなりました。詳細はCDCの案内を参照してください。