【2022年8月19日追記】2022年10月以降の燃油サーチャージが発表になりました。燃油サーチャージは過去最高値を更新しています。詳細は下記別記事をご参照ください。
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燃油サーチャージ、2022年6月~7月発券分の金額が確定
日本航空と全日空は、2022年6月から適用する燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を発表しました。2022年6月1日から7月31日に発券する日本発の海外航空券に適用されます。
急激に進む円安や世界的な原油高の影響で、燃油サーチャージはエリアによっては2倍以上に金額が上昇します。北米・欧州線の場合、往復で73,600円~74,800円という非常に高額な燃油サーチャージが航空券代とは別に付加されます。燃油サーチャージは、直近2ヶ月平均のシンガポールケロシン(ジェット燃料)の市況価格を基準としています。今回の適用基準は、今年2月から3月の2か月平均を基に算出されています。日本航空における算出基準は、1バレルあたり122.40米ドル、換算レートは1ドル=117.02円となっています。燃油サーチャージに関する、日本航空の発表はこちらを参照してください。
8月発券分以降も燃油サーチャージは上昇傾向に
現在は急激な円安が進行しており、4月19日には為替レートが1ドル=129円を突破しました。また、シンガポールケロシンも原油価格の高騰により140米ドルを突破する勢いとなっています。このペースで行くと、8月以降は更に金額が上昇することが予想されます。夏休みに海外渡航を計画されている方は、5月中に航空券を発券してしまうことが、値上げに対する一種の防衛策となります。
日本発燃油サーチャージ一覧 【日本航空】
方面 | 現行(4~5月発券分) | 改定後(6~7月発券分) |
韓国・極東ロシア | 1,800円 | 4,100円 |
東アジア(韓国とモンゴルを除く) | 5,200円 | 9,900円 |
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・イルクーツク | 5,800円 | 12,700円 |
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ノヴォシビルスク | 9,800円 | 19,600円 |
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ | 12,700円 | 23,600円 |
北米・欧州・中東・オセアニア | 20,200円 | 36,800円 |
- 上記は、片道あたりの金額になります。
- 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり400円徴収されます。
- JALマイレージバンク国際線特典航空券を利用した場合も、同額負担となります。
日本発燃油サーチャージ一覧 【全日空】
方面 | 現行(4~5月発券分) | 改定後(6~7月発券分) |
韓国・ウラジオストック | 1,800円 | 4,100円 |
中国・マカオ・台湾・香港 | 5,200円 | 11,400円 |
フィリピン・ベトナム・グアム | 5,700円 | 12,500円 |
タイ・マレーシア・シンガポール・ミャンマー・カンボジア | 9,700円 | 20,400円 |
ハワイ・インドネシア・インド | 12,500円 | 23,800円 |
北米・欧州・中東・オセアニア・アフリカ・中南米 | 19,900円 | 37,400円 |
- 上記は、片道あたりの金額になります。
- 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり500円徴収されます。
その他の付帯条件
- 大人・小児(2歳以上12歳未満)ともに燃油サーチャージは同額となります。座席を使用しない2歳未満の幼児は対象外です。
- 航空券購入後に払い戻しする場合、燃油サーチャージには取消手数料は適用されません。