燃油サーチャージ、2022年4月以降発券分の金額が確定

航空会社情報

燃油サーチャージ、2022年4月~5月発券分の金額が確定

日本航空および全日空は、2022年4月から適用する燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を発表しました。2022年4月1日から5月31日に発券する日本発の海外航空券に適用されます。

急激に進む円安や世界的な原油高の影響で、燃油サーチャージも値上がり傾向にあります。燃油サーチャージは、直近2ヶ月平均のシンガポールケロシン(ジェット燃料)の市況価格を基準としています。今回の適用基準は、昨年12月から今年1月の2か月平均を基に算出されています。日本航空における算出基準は、1バレルあたり89.60米ドル、換算レートは1ドル=114.32円となっています。

6月発券分以降、燃油サーチャージは大幅な値上がりが予想されます

現在は円安が進行しており、3月16日には為替レートが1ドル=119円を突破しました。また、シンガポールケロシンも原油価格の高騰により120米ドルを突破する勢いとなっています。燃油サーチャージは今後かなり大幅な値上がりが予想されます。

日本発燃油サーチャージ一覧 【日本航空】

韓国・極東ロシア1,800円
東アジア(韓国とモンゴルを除く)5,200円
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・イルクーツク5,800円
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ノヴォシビルスク9,800円
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ12,700円
北米・欧州・中東・オセアニア20,200円
  • 上記は、片道あたりの金額になります。
  • 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり400円徴収されます。

日本発燃油サーチャージ一覧 【全日空】

韓国・ウラジオストック1,800円
中国・マカオ・台湾・香港5,200円
フィリピン・ベトナム・グアム5,700円
タイ・マレーシア・シンガポール・ミャンマー・カンボジア9,700円
ハワイ・インドネシア・インド12,500円
北米・欧州・中東・オセアニア・アフリカ・中南米19,900円
  • 上記は、片道あたりの金額になります。
  • 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり500円徴収されます。

その他の付帯条件

  • 大人・小児(2歳以上12歳未満)ともに燃油サーチャージは同額となります。座席を使用しない2歳未満の幼児は対象外です。
  • 航空券購入後に払い戻しする場合、燃油サーチャージには取消手数料は適用されません。

海外渡航情報は絶えず変化しています!

新型コロナウィルス感染状況の変化により、日本のみならず、世界中の国々が頻繁に隔離政策や出入国情報を変更・訂正しているのが現状です。当サイトでは最新の情報をお伝えするべく、日々情報の更新を行うよう努めておりますが、各国政府の政策発表がその更新スピードを上回るケースも見受けられます。実際に海外へ渡航する予定のある方は、外務省・厚生労働省・法務省・在外日本国大使館・JETRO・JICA・各国の政府観光局・利用予定航空会社などが発表する最新情報を必ず確認していただき、絶えず情報を修正することを強くお勧めします。理由の如何に関わらず、当サイトに掲載されている情報によって生じるいかなる損害についても、編集人および運営会社は責任を負わないものといたします。

特集記事

最近の記事

  1. JALとANA、2023年8月以降の燃油サーチャージ発表。2社間の料金乖離が鮮明に。

  2. ANA羽田空港国際線、第2ターミナルの運用再開へ

  3. 米国、入国制限解除へ。ワクチン未接種者も入国可能に。

  4. 日本の水際対策、緩和から撤廃へ。ワクチン未接種者も陰性証明書不要に。

  5. JALとANA、2023年6月以降の燃油サーチャージ発表。1段階値下げへ

  6. 【2023年4月最新版】東南アジア7カ国、入国条件・検疫制限について

よく読まれている記事

  1. 1

    【2022年8月最新版】海外から羽田空港へ到着時の検疫審査の流れと所要時間について

  2. 2

    羽田空港 国際線ターミナル(第3ターミナル)の今 空港内店舗の営業状況について

  3. 3

    ESTA(米国ビザ免除プログラム)有効期限の確認方法

  4. 4

    ANA国際線、事前座席指定をほぼ有料化へ

  5. 5

    日本の水際対策。海外から羽田国際空港へ到着時の空港検疫手続きの流れと所要時間について

  6. 6

    【2022年10月最新版】韓国、ビザなし渡航本格的に再開。ただし、K-ETA申請は必須。

TOP