【2022年8月31日追記】時限措置としてビザなし入国が可能になった韓国ですが、ビザなし入国の期限が10月31日まで2か月間延長になりました。詳しくは以下の別記事をご参照ください。
【2022年8月4日追記】ビザ取得が必須条件だった韓国入国手続きが、時限的な措置とはなりますが、ビザを取得することなく入国可能になります。この措置は2022年8月4日から8月31日までの時限措置となります。
目次
韓国、観光ビザ発給再開
2年数カ月に渡り鎖国していた韓国も、いよいよ観光目的での渡航ができるようになりました。しかし、観光目的で韓国に渡航するためには「観光ビザ」を取得する必要があります。
2022年6月1日より解禁になった観光ビザ申請には多くの申請者が殺到しましたが、大使館・各領事館の受け入れ体制が整っておらず混乱をきたしています。現在、ビザ申請予約からビザ取得までには、申請する領事館によっては最大で1ヶ月半以上の期間を要しています。韓国渡航を予定している方は、ビザ取得の進捗を見据えた上で旅程を決めることをお勧めします。
大使館・領事館管轄一覧
観光ビザ申請は、ご自身の住民票を登録した都道府県を管轄する各領事館もしくは大使館で申請を行う必要があります。管轄する大使館・領事館一覧はこちらを参照してください。47都道府県を10か所の大使館・領事館で分担しています。
非常に厄介なことに、各領事館・大使館で申請期間・申請方法・申請に必要な書類などが異なっています。例えば、東京都など首都圏を管轄する韓国大使館領事部と神奈川県を管轄する駐横浜総領事館では、各々提出書類が異なります。また、ビザ発給までの期間もまちまちです。観光ビザ申請にあたっては、各領事館・大使館のホームページを参照のうえ、申請に必要な書類を再確認してください。
*公館名の部分をクリックすると、各領事館・大使館のビザ情報ページが表示されます。
公館名 | 管轄地域 |
駐日本大使館領事部 | 東京都・千葉県・埼玉県・栃木県・群馬県・茨城県 |
駐大阪総領事館 | 大阪府・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県 |
駐福岡総領事館 | 福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県 |
駐名古屋総領事館 | 愛知県・三重県・福井県・岐阜県 |
駐広島総領事館 | 島根県・広島県・山口県・愛媛県・高知県 |
駐横浜総領事館 | 神奈川県・静岡県・山梨県 |
駐新潟総領事館 | 長野県・新潟県・富山県・石川県 |
駐札幌総領事館 | 北海道 |
駐仙台総領事館 | 青森県・秋田県・岩手県・山形県・宮城県・福島県 |
駐神戸総領事館 | 兵庫県・鳥取県・岡山県・香川県・徳島県 |
観光ビザ取得のための必要書類(基本)
- パスポート(有効期限が6カ月以上残っていること)
- パスポートコピー(写真面)
- 査証発給申請書
- 申請用写真(45mmx35mm・カラー写真・背景白色・撮影から6カ月以内のもの)
- eチケットコピー
*これ以外に、各領事館・大使館により各々追加書類が必要になる場合があります。
観光ビザ取得のための費用
日本国籍の場合、ビザ取得費用は無料です。(ただし、旅行代理店などで代理申請を依頼する場合は、高額なビザ取得代行手数料を請求される場合がありますので、事前にご確認ください)
観光ビザ取得までの所要時間(駐横浜総領事館の場合)
駐横浜総領事館で観光ビザを申請する場合、領事館に最低3回足を運ぶ必要があります。ビザ申請は予約制になっており、まずは申請日の予約を取る必要があります。駐横浜総領事館によれば、既に6月中の予約は満杯になっており、最短でも7月上旬にならないと申請予約を受け付けることはできないとのことです。
- (1回目)観光ビザ申請のための、申請日の予約申し込み
- (2回目)観光ビザ申請
- (3回目)観光ビザ受領 (申請後2週間~3週間後)
この流れを見ると、これから観光ビザを申請する場合、最短でもビザを取得できるのは7月中旬以降になってしまうことになります。つまり、1ヶ月半後にならないとビザは入手できないことになります。
*上記は一例です。申請する各領事館・大使館により申請方法・申請書類・申請期間は異なりますので、ご注意ください。
各領事館・大使館で異なるビザ申請方法と申請期間
非常に不思議な話ですが、管轄する各領事館・大使館でビザ申請に必要な書類は異なっています。また、申請受付方法やビザ申請後の発給までの期間も各々異なっています。これからビザ申請を予定される方は、くれぐれも管轄する領事館・大使館の情報を精査することをお勧めします。