【2022年10月20日追記】韓国政府は、ビザなし渡航(K-ETA申請)の期限を再度延長する旨、発表しました。今回の延長措置に期限は設けられていません。
【2022年9月30日追記】韓国政府は、2022年10月1日以降、韓国入国後に義務としていたPCR検査を廃止する旨、発表しました。韓国入国後のPCR検査は免除され、陰性証明書を取得する必要は無くなります。
目次
韓国、ビザなし入国期間の延長を決定
ビザ取得が必須条件だった韓国入国手続きが、2022年8月4日から8月31日までの時限措置でビザなし入国が可能となりました。この措置が延長されるかどうか、韓国政府の発表を待っていましたが、期限ギリギリの8月30日になりようやく期間を10月31日まで2カ月間延長することが発表されました。在日本国大韓民国大使館の発表資料はこちらを参照してください。
ビザなし入国に必要な手続き・書類など
- 韓国滞在中有効なパスポート(最低3カ月以上の残存期間があることが望ましい)
- K-ETA(電子渡航認証システム)の登録(最低限出発の72時間前までに登録を完了させること)
- Q-CODEの事前登録
韓国入国の際に不要になる手続き
これまで韓国へ出発する搭乗時刻の48時間前以降に検査したPCR検査陰性証明書の取得が必要でしたが、2022年9月3日より陰性証明書の取得・提出は不要になります。
日本でも2022年9月7日よりワクチン接種を3回完了していれば、帰国前(現地出発時刻)72時間以内に検査したPCR陰性証明書の取得義務が廃止されます。日韓共に水際対策は緩和されつつあります。
韓国入国後に必要な手続き
韓国入国後1日以内にPCR検査を行い、陰性証明書を取得する必要があります。2泊3日間など短期滞在の場合は、仁川空港に到着した段階で空港内検査施設でPCR検査を行い、陰性証明書を取得することが一般的な対処法となります。この検査で万が一「陽性反応」が出てしまった場合は、現地で7日間隔離となってしまいます。現在、仁川国際空港、釜山国際空港、済州国際空港の3カ所に検査施設が設置されていますが、金浦空港にはまだ検査施設が設置されていません。金浦空港に到着した場合は、到着日もしくは翌日中にソウル市内の検査施設(医療機関)でPCR検査を受ける必要があります。韓国入国後検査を行う医療機関の情報が、現在は非常に少ない状態です。金浦空港を利用する方は事前に情報を仕入れ、検査予約を済ませておくことをお勧めします。ソウル市内での検査については、検査予約の代行を行っている業者もあります。入国後検査の詳しい情報については、韓国観光公社の情報を参照してください。また、仁川空港での検査予約についてはこちらのサイト(英語版)から予約を行ってください。PCR検査は自費で行う必要があります。仁川空港で検査を行う場合、80,000ウォン(約8,240円)の検査費用が必要になります。
ビザなし渡航に必要な手続きK-ETAとは?
K-ETAとは、米国のESTA(電子渡航認証システム)を手本に構築した電子渡航認証システムになります。これまで米国・カナダ・ロシアを含む欧州諸国など104か国が、K-ETAを通し渡航申請をすることでビザ取得が免除されています。しかし、日韓関係の政治的なこじれから、これまで日本はK-ETA申請の対象国から除外されていました。韓国政府は8月4日より日本及び台湾・マカオの3カ国・地域をK-ETA申請可能国に追加することを決定しました。この措置により、日本人も韓国へのビザなし渡航が可能になりました。今回、この3カ国・地域はK-ETAの申請可能期間が10月31日まで2カ月間延長されました。K-ETA申請が許可された場合、最大90日間の韓国滞在が可能になります。
K-ETA申請方法
K-ETAの申請は、こちらのページから行います。言語は英語かハングル語の2通りのうちから選択することになります。申請の際にはパスポートとクレジットカードを手許に用意してください。申請方法に関しては、韓国出入国管理局がyoutubeで詳しく解説しています。K-ETA申請は有料です。申請費用は10,000ウォン(約1,030円)です。費用は申請時にクレジットカードで支払います。なお、K-ETAは本来申請から24時間程度で申請承認が出ますが、出発の72時間前までには申請を行うようにK-ETA申請ページでは案内しています。申請方法は下記Youtube(日本語版)を参照してください。
検疫情報登録システム「Q-CODE」とは
韓国政府は、外国人入国者の隔離措置免除の条件としてQ-CODEへの事前登録を義務化しています。登録必須項目は、海外でも受信可能なメールアドレス・パスポート情報・ワクチン接種証明書情報・健康状態質問書などになります。基本的には、韓国入国後に入手するPCR陰性証明書のアップロードが一番重要な登録項目になります。これらの情報を登録し、申請終了後にQRコードを取得する必要があります。Q-CODEの申請画面はこちらを参照してください。申請フォームは韓国語と英語バージョンのみとなります。在日韓国領事館が作成した申請マニュアルはこちらです。(申請画面に出てくる「Mandatory」とは全て記入必須項目のことです)