ウィズコロナ時代の旅について考えるミッドパックの旅行情報サイトです。ハワイ州では7月8日より米国本土からの渡航者(本土からハワイへ帰る島民も含む)に対して、ワクチン接種完了後15日目から、PCR陰性証明書の取得を免除して、ハワイへ渡航することが可能になりました。10日間の自己隔離も免除されることになります。これには所定のフォーム(ハワイ州セーフトラベルズプログラム)に「ワクチン接種証明書」を登録する必要があります。
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登録に必要なワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)とは?
アメリカでは現在、ワクチン接種を拒否する未接種者への差別につながると言う理由から、基準が統一されたワクチンパスポートというものは存在しません。利用する目的別に「クリアヘルスパス(Health Pass by CLEAR)」「コモンパス」「IATAトラベルパス」「IBMデジタルヘルスパス」など多数の接種証明書が混在している状況です。(これらはいずれもデジタル証明書です)ハワイ州の発表では、ワクチン接種証明書のことを「Proof of U.S. vaccination」と表記しています。本来「Proof of U.S. vaccination」とは、米国疾病予防管理センター(CDC)が発行するワクチンカードを意味します。しかし、実際にはハワイ州セーフトラベルズプログラムはクリアヘルスパスと連動している様子です。
日本のワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)はいつから利用できる?
まだ分かりません。しかし、実施が確定しているホノルルマラソン(12月12日)の前には日本のワクチン接種証明書も利用可能になると予想しています。日本のワクチン接種証明書は7月下旬から発行が開始されると加藤官房長官が発表しています。これがハワイ州セーフトラベルズプログラムと連動できるようになると、出発72時間前の新型コロナウィルス陰性証明書取得の手間を省くことができるはずです。また、陰性証明書取得に係る高額な取得費用も不要になるため、旅行者にとっては時間の節約とお金の節約ができる、うれしい進展になります。
いずれにせよ、もうしばらくは様子を見る必要があります。ハワイ州の発表を注意深く見守りましょう。