国民へのワクチン接種が進む国々では、入国後の隔離政策を緩和する動きが徐々に出始めています。入国条件として挙げられるのが、ワクチン接種証明書と出発72時間前までに取得するPCR検査陰性証明書の提示です。
「たびひと」でもハワイのケースを取り上げましたが、日本で取得できるハワイ向けのPCR陰性証明書は検査費用も含めると大体3万円前後が相場のようです。また、ハワイから日本へ帰国する際もPCR陰性証明書の取得が必須になっています。ワイキキのクリニックでの検査費用と陰性証明書の発行費用合計は180ドル~200ドル前後が相場でした。
つまり、旅費以外に往路で3万円+復路で2万円、合わせて5万円以上の費用が陰性証明書取得のためだけに必要になっています。
日本でも7月下旬からワクチン接種証明書が発行される運びとなりましたが、各国の状況を見回すと「ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)」と「PCR陰性証明書」は2本立てで、その両方を求める国が大半を占めそうです。
また、日本の水際対策として14日間の自主隔離政策は当面継続されそうな気配なので、到着空港から自宅までは公共交通機関を利用せずに自家用車やハイヤー・レンタカーなどを利用する必要があります。これも居住する地域によっては結構な費用負担が生じるはずです。
ウィズコロナ時代の海外旅行は、よほどお金と時間に余裕のある人以外は難しいと言うことが分かります。これは、近場(韓国・台湾・グアム・東南アジア諸国など)との往来が可能になっても同じことが言えます。2泊3日で気軽に安く韓国ソウルへ旅行できる日は、一体いつになったら来るのでしょう? もしかすると、永遠に来ないかもしれません…。
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