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2022年12月~2023年1月発券分の燃油サーチャージが確定
日本航空と全日空は、2022年12月1日から適用する燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を発表しました。2022年12月1日から2023年1月31日に発券する日本発の海外航空券に適用されます。2022年10月に過去最高値を更新した燃油サーチャージは、再び下降の流れになってきました。
今年に入り、急激に進む円安や世界的な原油高の影響で、燃油サーチャージは上昇する一方でした。燃油サーチャージは、直近2ヶ月平均のシンガポールケロシン(ジェット燃料)の市況価格を基準としています。今回の適用基準は、今年8月から9月の直近2か月平均を基に算出されています。日本航空の算出基準は、1バレルあたり128.12米ドル、為替換算レートは1ドル=139.00円となっています。
過去最高値を更新した現行の指標では、1バレルあたりのジェット燃料費用は151.56米ドルでしたので、23ドル44セントほど燃料代が値下がりしたことになります。これが今回の値下げの大きな要因です。日本航空が発表する適用条件については、こちらを参照してください。
来年、燃油サーチャージは徐々に下降傾向か?
日米金利差の動向に合わせ、外国為替レートは一時1ドル=149円台まで円安が進行しました。しかし、シンガポールケロシン(ジェット燃料)は徐々に下降傾向になってきています。今後も燃油サーチャージは少しずつ下降して行くと予想されますが、引き続き外国為替の動向が大きな鍵を握ります。天井が見えない円安傾向が沈静化しない限り、燃油サーチャージは大幅には下がらない可能性も考えられます。
日本発燃油サーチャージ一覧 【日本航空】
方面 | 現行(10~11月発券分) | 改定後(12~翌1月発券分) |
韓国・極東ロシア | 7,700円 | 5,900円 |
東アジア(韓国とモンゴルを除く) | 12,900円 | 11,400円 |
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・イルクーツク | 22,900円 | 17,800円 |
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ノヴォシビルスク | 29,800円 | 24,700円 |
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ | 37,400円 | 30,500円 |
北米・欧州・中東・オセアニア | 57,200円 | 47,000円 |
- 上記は、片道あたりの金額になります。
- 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり400円徴収されます。
- JALマイレージバンク国際線特典航空券を利用した場合も、同額負担となります。
日本発燃油サーチャージ一覧 【全日空】
方面 | 現行(10~11月発券分) | 改定後(12~翌1月発券分) |
韓国・ウラジオストック | 6,700円 | 5,600円 |
中国・マカオ・台湾・香港 | 18,000円 | 15,100円 |
フィリピン・ベトナム・グアム | 18,700円 | 16,000円 |
タイ・マレーシア・シンガポール・ミャンマー・カンボジア | 30,000円 | 25,800円 |
ハワイ・インドネシア・インド | 36,700円 | 31,100円 |
北米・欧州・中東・オセアニア・アフリカ・中南米 | 58,000円 | 49,000円 |
- 上記は、片道あたりの金額になります。
- 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり500円徴収されます。
その他の付帯条件
- 大人・小児(2歳以上12歳未満)ともに燃油サーチャージは同額となります。座席を使用しない2歳未満の幼児は対象外です。
- 航空券購入後に払い戻しする場合、燃油サーチャージには取消手数料は適用されません。