JALとANA、燃油サーチャージ8月以降は更に値上げへ。天井が見えない状況に。

航空会社情報

燃油サーチャージ、2022年8月~9月発券分の金額が確定

日本航空と全日空は、2022年8月から適用する燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を発表しました。2022年8月1日から9月30日に発券する日本発の海外航空券に適用されます。8月以降の燃油サーチャージは、この制度発足以来の最高値を更新します。

急激に進む円安や世界的な原油高の影響で、燃油サーチャージは値上がり基調が続きます。北米・欧州線の場合往復で94,000円~98,000円、ハワイ路線でも往復で61,000円~62,200円という非常に高額な燃油サーチャージが航空券代とは別に徴収されます。燃油サーチャージは、直近2ヶ月平均のシンガポールケロシン(ジェット燃料)の市況価格を基準としています。今回の適用基準は、今年4月から5月の2か月平均を基に算出されています。日本航空の算出基準は、1バレルあたり138.52米ドル、換算レートは1ドル=127.38円となっています。

10月発券分以降も燃油サーチャージは上昇傾向に

現在は急激な円安が進行しており、6月13日には為替レートが1ドル=135円を突破しました。また、シンガポールケロシンも原油価格の高騰により160米ドルを超す勢いとなっています。このペースで行くと、10月以降は更に金額が上昇することが予想されます。

日本発燃油サーチャージ一覧 【日本航空】

方面現行(6~7月発券分)改定後(8~9月発券分)
韓国・極東ロシア4,100円5,900円
東アジア(韓国とモンゴルを除く)9,900円11,400円
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・イルクーツク12,700円17,800円
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ノヴォシビルスク19,600円24,700円
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ23,600円30,500円
北米・欧州・中東・オセアニア36,800円47,000円
  • 上記は、片道あたりの金額になります。
  • 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり400円徴収されます。
  • JALマイレージバンク国際線特典航空券を利用した場合も、同額負担となります。

日本発燃油サーチャージ一覧 【全日空】

方面現行(6~7月発券分)改定後(8~9月発券分)
韓国・ウラジオストック4,100円5,600円
中国・マカオ・台湾・香港11,400円15,100円
フィリピン・ベトナム・グアム12,500円16,000円
タイ・マレーシア・シンガポール・ミャンマー・カンボジア20,400円25,800円
ハワイ・インドネシア・インド23,800円31,100円
北米・欧州・中東・オセアニア・アフリカ・中南米37,400円49,000円
  • 上記は、片道あたりの金額になります。
  • 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり500円徴収されます。

その他の付帯条件

  • 大人・小児(2歳以上12歳未満)ともに燃油サーチャージは同額となります。座席を使用しない2歳未満の幼児は対象外です。
  • 航空券購入後に払い戻しする場合、燃油サーチャージには取消手数料は適用されません。

JALとANA燃油サーチャージ大幅値上げへ!2022年6月以降発券分の金額が確定

海外渡航情報は絶えず変化しています!

新型コロナウィルス感染状況の変化により、日本のみならず、世界中の国々が頻繁に隔離政策や出入国情報を変更・訂正しているのが現状です。当サイトでは最新の情報をお伝えするべく、日々情報の更新を行うよう努めておりますが、各国政府の政策発表がその更新スピードを上回るケースも見受けられます。実際に海外へ渡航する予定のある方は、外務省・厚生労働省・法務省・在外日本国大使館・JETRO・JICA・各国の政府観光局・利用予定航空会社などが発表する最新情報を必ず確認していただき、絶えず情報を修正することを強くお勧めします。理由の如何に関わらず、当サイトに掲載されている情報によって生じるいかなる損害についても、編集人および運営会社は責任を負わないものといたします。

特集記事

最近の記事

  1. JALとANA、2023年8月以降の燃油サーチャージ発表。2社間の料金乖離が鮮明に。

  2. ANA羽田空港国際線、第2ターミナルの運用再開へ

  3. 米国、入国制限解除へ。ワクチン未接種者も入国可能に。

  4. 日本の水際対策、緩和から撤廃へ。ワクチン未接種者も陰性証明書不要に。

  5. JALとANA、2023年6月以降の燃油サーチャージ発表。1段階値下げへ

  6. 【2023年4月最新版】東南アジア7カ国、入国条件・検疫制限について

よく読まれている記事

  1. 1

    【2022年8月最新版】海外から羽田空港へ到着時の検疫審査の流れと所要時間について

  2. 2

    羽田空港 国際線ターミナル(第3ターミナル)の今 空港内店舗の営業状況について

  3. 3

    ANA国際線、事前座席指定をほぼ有料化へ

  4. 4

    ESTA(米国ビザ免除プログラム)有効期限の確認方法

  5. 5

    日本の水際対策。海外から羽田国際空港へ到着時の空港検疫手続きの流れと所要時間について

  6. 6

    【2022年10月最新版】韓国、ビザなし渡航本格的に再開。ただし、K-ETA申請は必須。

TOP