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出発空港でのプリクリアランス手続きとは?【出発当日編】
「出発準備編」でご案内した出発前の煩雑な手続きが完了し、いよいよハワイへ飛び立つ出発当日となりました。空港ではどのような手続きが必要なのでしょう。これから解説します。
【2021年11月8日付、セーフトラベルズプログラムの登録が不要になり、空港での手続きは以前より簡素化されました。】
渡航に必要な書類の再確認
まずは空港へ行く前にもう一度必要な書類が全て揃っているか確認する必要があります。一つでも漏れていればハワイへ行くことができなくなります。
- パスポート (有効期限が残っているか確認してください)
- ワクチン接種証明書(新型コロナウィルス感染症予防接種証明書)
- 航空券(eチケット)★万が一、空港で「予約が入っていない」と言われた場合の確認手段です。
- ESTA(米国ビザ免除プログラム)有効期限の再確認。(確認方法はこちら)
- PCR検査陰性証明書
- 宣誓書(Attestation PDF)
宣誓書とは
宣誓書とは米国行きの航空機に搭乗する際に、新型コロナウィルスに対して陰性であることを「宣誓」する書類です。航空機搭乗前に航空会社のチェックインカウンターへ提出する必要があります。この書類は飛行機に搭乗する2歳以上の幼児を含む全ての旅客に対して提出が必要になります。この書類を提出しないと航空会社は飛行機に乗せてくれません。「宣誓書」は出発前にプリントアウトして、所定の欄に必要事項を記入・署名して準備しておくとチェックインがスムーズに行われます。
- 「宣誓書PDF」
プリクリアランス手続きについて
現在、日本からホノルルへ定期便が就航している航空会社は日本航空・全日空・ハワイアン航空・ジップエアの4社です。この4社はハワイ便チェックイン時に「プリクリアランス(事前検疫審査)」システムを導入しています。各航空会社ともにプリクリアランス専用のカウンターを設置しています。ハワイへ出発する際は、チェックイン手続き後にプリクリアランス専用カウンターで事前に登録したセーフトラベルズプログラムの最終確認を行います。航空会社のスタッフが事前に検疫に必要な書類を確認することにより、ホノルル到着時にハワイ州検疫係員による自己隔離免除のための手続きが不要になります。ホノルル空港での検疫審査時間が大幅に短縮されることになり、到着後の入国手続きが非常にスムーズになります。要するに、本来ホノルル到着時に空港で行う検疫審査を、羽田や成田・関空空港の航空会社スタッフが代行して行い、承認してしまうという便利なシステムです。審査終了後にボーディングパス(搭乗券)裏面に審査終了のスタンプもしくはステッカーが貼られます。この審査終了済のボーディングパス(搭乗券)は非常に重要なものになりますので、ホノルル空港へ到着し、外へ出るまで絶対に無くさないようにしてください。無くした場合は、ホノルル空港で面倒な検疫審査をやり直すことになってしまいます。
チェックイン手続き
まず、空港へ到着したらチェックイン手続きを行います。自動チェックイン機で搭乗券を受け取り、スーツケースなどの機内預け荷物を預ける手続きを行います。機内預け荷物カウンターへ進む前に一度航空会社スタッフによる、セーフトラベルズプログラムのQRコードと陰性証明書・宣誓書などの必要書類が揃っているかどうかの予備確認があります。書類に不備があった場合は、ここで修正されます。
プリクリアランス専用カウンターでの手続き
チェックイン手続きが完了し、ボーディングパス(搭乗券)を受け取ると、プリクリアランス専用カウンターでセーフトラベルズプログラムの最終確認が行われます。事前に取得した陰性証明書とパスポート・搭乗券及びセーフトラベルズプログラムで取得したQRコードが入ったスマートフォンを提示して、手続きを行ってください。
手続き完了
このカウンターで手続きが完了すると、事前登録で表示されたセーフトラベルズプログラムのQRコードの下の部分が緑のチェックマーク(審査済)に変わります。これで、セーフトラベルズプログラムの出発前審査(プリクリアランス)は完了です。手続きが完了すると、ボーディングパス(搭乗券)の裏面に航空会社のスタッフが審査完了のスタンプを押してくれます。ホノルルの検疫係官は搭乗券にスタンプが押されていることを確認したうえで、検疫審査を通過させてくれます。このボーディングパス(搭乗券)はホノルル空港へ到着し、外へ出るまでは絶対に無くさないでください。
ホノルルの検疫係官は、ホノルル空港到着時に搭乗券の裏に押されたこのスタンプを確認し検疫審査が完了している目印とします。